2018年7月29日日曜日

第2回サブ隊集会(救急法勉強会)

こんにちは。


隊長の高山です。


今回は今年度2回目のサブ隊集会ということで、救急法勉強会を開催しました!
救急法勉強会については以前も行いましたが、スカウト達の希望により再開催することになりました。

今回のメニューは主に4セクションで分けました。

1.救急法の心構え
2.心肺蘇生法
3.熱中症対策
4.有害生物の注意事項

まずは1.の救急法の心構えですが、
我々は一般市民であり、お医者さんではないのでやれることに限りがあることが前提ですが、応急処置の心得があるだけで傷病が重体化するか否かが分かれます。

また、いつそのような状況に置かれるか分からないので咄嗟の判断が求められます。知識や経験がない場合は大半の人はパニックになって何をすればいいのか分からなくなってしまいますが、救急法ではまずは冷静になることが大切であると述べております。

また心構えとして求められるのは、、、
①注意深い観察(意識があるか、傷がないか)
②環境把握(周りが危険ではないか、日光を避けられるか)
③搬送手段(救急車が必要か、人手が足りているか)
④重傷者優先(負傷者が複数の場合は誰が一番重体か)
⑤内服薬の確認(アレルギー症状があるか、副作用がないか)
となっております。

次に2.の心肺蘇生法ですが、
心肺蘇生法には手順があり、基本的にはフローチャートに沿って行います。
簡単にフローチャートを述べると、、、
①対象観察・環境把握
②助けを呼ぶ
③気道の確保
④人工呼吸(2回)
⑤胸骨圧迫(30回)
⑥意識の確認
⑦人工呼吸と胸骨圧迫を繰り返す
となります。

マネキンやAEDがないので、お互いに練習でフローチャートの確認をしました。

まずは意識の確認をします。

強く押すと骨が折れるので、今回はほとんど押していません。

次に3.の熱中症ですが、
熱中症にはいくつか種類があり、種類によって対策が異なります。

・熱失神
暑い環境にいるとなりやすいので日陰に移動して水分補給をすれば大体は回復する。
・熱疲労
高温多湿の環境にいるとなりやすく、大量の汗をかくのが特徴。倦怠感や頭痛がして疲れが溜まっているような状態となる。涼しい環境に移動し、スポーツ飲料水を飲むのが有効。
・熱痙攣
高温下で長時間作業をしているとなりやすい。血液中の塩分濃度が失われているので水だけ補給すると痙攣を起こすことになる。涼しい環境に移動し、スポーツ飲料水を飲んでも症状が治らなければ点滴が必要になる。
・熱射病
高温下で過重な運動をおこなっているとなりやすい。体温が40度以上に上昇し、意識障害が生じる。また、全身が紅潮しているのが特徴。救命救急で搬送する必要がある。また、搬送までに急速冷却をする必要がある。

予防としては、こまめに水分補給・休憩をする、日陰に移動する、帽子をかぶる、激しい運動を避けるなどいくつかの対策を組み合わせて実施する必要があります。


最後に4.の有害生物の注意事項ですが、
今回は下記の生物にフォーカスをあてました。
①スズメバチ・アシナガバチ
②アブ・ブヨ
③ヒル
④ダニ
⑤ムカデ
⑥ヘビ

上記生物たちに共通して言えることは、近づかない、攻撃しないということが大前提でもし噛まれた・刺されたとしたら各生物ごとの治療法を試す必要があります。


そんなこんなで以上です。
次回はいよいよ日本ジャンボリーについて綴りたいと思います。


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